コーチング・コラム|人生の王道を行く
「勝ち組」「負け組」という言葉を聞くことがあります。
その根底にある考え方は、競争主義のゆがんだものだと思います。
「格差社会」という言葉の通り、「差」に目がいくわけですから、「いかに他人を出し抜くか」、「どれだけ他者よりも優位に立つか」という相対的な比較感が価値観を左右しているわけです。
「ほかの人には負けたくない」という価値観にとらわれていると、優位に立っていても追われている心理状態に悩まされるし、優位に立てないと「自分はダメだ」と劣等感をもちます。
本屋やインターネットの世界でも、「いかに稼ぐか」、「いかに効率をあげるか」、「どうキレイになるか」というハウツー本や情報教材があふれています。
相対的な価値観というトラップ(わな)に落ちてしまうと、蟻地獄のようにいつまでも比較のための競争から抜けられなくなります。

人生の王道は、「自分はこうだ」、「自分はこうしたい」といった、ぶれない自分なりの軸をもって、比較にまどわされずに一歩一歩コツコツと進むことだと思います。
では、どうして比較してしまうのでしょうか?
それは、比較していないと自分の位置がわからず、不安だからだと思います。
自分よりも下の人をみると、安心します。
自分よりも上の人をみると、がんばろうと思います。
生きる上で、競争はつきものですから、比較は必要です。
大切なのは、必要なツールにすぎない「比較」に、自分の人生を支配させないことではないでしょうか?
良い意味での「わが道を行く」=人生の王道を行く。
心のもちようなので、簡単にできるようで、難しかったりします。
「自分がどうありたいか?」をとことん考えるということから、道が開けてきます。
「よく生きる」ためには、相応の情熱と切迫感が必要だということですね。