一番いいのは、「自分を責められている」と受け取らないことだと思います。
自分だけにパーソナルにつきささってくる槍のように受けとめると、痛い気持ちになります。
心を積極的にもち、「これはこの人特有の表現でアドバイスしてくれているんだ」とか、「ヒントをくれようとしていて、照れからこんな言い方なのだ」というように、自分に都合のよいように解釈するのです。
そうはいっても、少し気分が落ち込んでいるときなどに、責めことばをくらうと、けっこうききます。
そういうときは、自分の心の中で、「しまった」とか「いまやろうと思っていたけど先に言われちゃった」とか、自分自身に非を認める気持ちがあったり、前向きな気持ちがそれを打ち消せないようです。
こういうときには、つい嫌そうな顔を相手に見せてしまったりして、それでまた後で自己嫌悪におちいったりします。
このようなときには、無理に自分の中で歯向かおうとせず、あるがままにリフレーズ-くりかえすというのも1つの手だと思います。
流れに逆らうにはエネルギーがいります。
そのエネルギーが足りないときに無理をすると、よりひどく流れにもまれてしまうのです。
たとえば、
- 「そうねえ、このままではいけないよねえ」
- 「それがいけないんでしょうねえ」
- 「そうかあ、可哀そうですよねえ」
- 「それでどうしてうまくいくのか、そうですねえ」
基本的スタンスは、「聞き流す」ということなのですが、「あなたはこう思うのですね」という立場で自分の声で繰り返すのです。
相手は、「そうそう」と思いますし、自分は「相手の言っていることを繰り返している」というスタンスなので、ことばを自分の身体からはきだせます。
受け取りたくないものが飛んできて、いったん受け取るけれどもすぐに投げて手をはなすイメージです。
言うが易し・行うが難し、ではありますが、つらいときには特に、あるがままを受け入れるという自然体が楽であり、有効なのではないでしょうか?